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幼稚園へ向けてのスムーズな母子分離について

はじめまして。
「母子分離」を検索していて、先生のブログにたどり着いた者です。

3歳0ヶ月の息子について相談させてください。

人見知りの子で、公園でもママと遊ぶのが一番、「ママ、こっち来て」「ママ、他の人と話しちゃだめ」というような子です。お友達と遊ぶ楽しさがまだわからないようで、テレビの子供番組を見ていても同世代の子供が踊っていたりするとテレビを叩いたりします。その代わりか、家ではミニカーやぬいぐるみを擬人化して遊ぶことが多いです。ただ、慣れた友達とは比較的穏やかに遊べるようになり、つい最近には公園で初めて見かけた子(といっても年上ばかりですが)とも追いかけっこなど楽しめるようになってきました。

このような性格からと一人っ子ということもあり、三年保育の幼稚園に行かせようと、まずは環境に慣れてもらうため幼稚園付設の幼児教室に昨年4月から通っています。当初はあまり楽しめず周囲のお友達に圧倒されていましたが、だんだんとお遊戯もするようになり、夏ごろからは習った歌も家で口ずさむようになりました。
秋から母子分離が始まりました。当初無理だろうなと覚悟していたのですが、案外スムーズに分離でき安心しておりました。
しかし、幼稚園の面接が終わった後ころから教室に迎えに行くと泣いているようになりました。先生に聞くと、途中から泣き出すが泣きながらでも工作を完成させたりしているので問題ないのでは、ということでした。
息子に話を聞くと「お友達がブロックを壊した」とか「持っていった葉っぱがなくなった」からというのが泣く理由のようで、毎回理由は違います。
12月にはついに「お友達いらなもんね。ママと一緒じゃなきゃ嫌だ」と教室の入り口で大泣きしてしまい、仕方なく私も教室に入っていますが、それでも少し離れた場所にいると大泣きで追いかけてきます。私も最初うまくいっていた母子分離だけに、嫌がる回が続くとイライラしてしまい「お友達は誰も泣いてないよ」などときつい言葉を吐くこともありました。タイミング的には、幼稚園合格後からですので、私が言った「もう少しで幼稚園なんだからお兄ちゃんにならないと」や「トイレもできるようにならないと」という言葉にストレスを感じてしまったのかも知れないと反省しております。

先生からは「泣いても置いていってください」と言われてしまいました。しかし、10人以上の子供を一人の先生で見ており、息子が泣いていても放置されているようです(お迎えのときは実際そうです)。その姿を見ると、入園前にここまでやらせる意味があるのか疑問を持つようになるとともに、逆に隣の幼稚園を嫌なところと思うようにならないか不安になってきました。現に「幼稚園はママと一緒に行く」「ママは一緒に行けないんだよ」「いやだ、一緒」という会話をしています。今は幼稚園の話題は家庭であまり出さないようにする始末です。甘え方も最近ひどくなってきたような気がします。教室に行く際「ママ一緒にいてね」と言われたときは「そうか、一緒にいてほしいんだね」とオウム返しに言っていますが「ね、一緒ね」と返されてしまいます。

どちらかと言えば私は口を出しすぎ手を出しすぎる育児をしてきたかも知れません。休日出勤の多い夫で平日もほとんど母子家庭で、私が肩車をしたりかけっこの相手になったりして、ママ友には「あなたが子供によく付き合ってくれるから、他のママは楽」と言われます。このような自分の態度を変え、お友達と遊んだほうが楽しいと思うような接し方に変えるべきでしょうか。

幼児教室は少しお休みするべきでしょうか。
入園前の息子の不安を和らげる方法はないでしょうか。
私は最近、2年保育への転園も覚悟しなければならないかな、でも半年は頑張ってみたいなと思っています。
アドバイスをいただければと思います。



 うまくいっていると思っていた母子分離が足踏み状態なのですね。イライラされるお気持ちはよく分かります。
 また一方、お預かりする側の感想としましては、ちょっと心配しすぎていらっしゃるのでは、というふうにも感じます。

 ご自身も口や手を出しすぎる育児をしてきたのではないかと感じていらっしゃるようですし、他のママ友さんの「あなたが子供によく付き合ってくれるから、他のママは楽」というお言葉からも、だいぶ密度の濃い子育てをなさってこられた様子が伝わってきます。

 ここにきて母子分離がテーマになってきますと、お母さんとの遊びから同年代同士の遊びという移行期につまづき、一時的にお母さんの懐に逃げ込んでいる、というような状態なのではないかと思います。

 「お友達いらなもんね。ママと一緒じゃなきゃ嫌だ」という言葉や、公園で仲良く遊べているようでも、自分よりも大きい年齢の子ども達だという事からすると、お母さんや年長者という案外自分の要求が通りやすい相手だとなんとか楽しく遊べても、同年代の子ども同士で自分の思う通りにならない、という子ども社会の初めての試練の状態だと推察いたします。
 
 大げさに言えば“初めての社会の壁”に突き当たっていらっしゃるとも言えます。


 その上で具体的な一つの方法としては、幼稚園でお子さんが経験されたお気持ちの共感をしてあげられる事をお勧めします。
 
 実際のお子さんの言葉を手がかりに“言葉のオウム返しと気持ちの共感”をしていくのです。

 今の場合「お友達がブロックをこわした」という言葉がありますから、それに対してのお母さんの第一声は「そうお友達がブロックこわしたの。そうだったの。ブロックこわされてイヤだったね」という“言葉の繰り返しと気持ちの共感”を先ずします。

 そして次のお子さんの言葉を待ちます。ここが第一のポイントです。次の言葉を子どもの顔を見ながら落ち着いて待つのです。

 次のお子さんの言葉が「そう○○くんがこわした」だったら「あらそうだったの。○○くんがこわしたの。そうだったの。せっかく頑張って作ったのに残念だったね」と“壊されてとてもがっかりした気持ち”をお子さんの代わりにお母さんが口に出して表現してあげる事で“子どもの気持ちを共感”してあげる事が出来ます。

 そしてまた次のお子さんの言葉を待ちます。

 その言葉が「そう○○くんがこわした。○○くんきらい」だったら「あらそうなの。あなたは○○くんがきらいなの。そうなの」と何も判断する事なく、“お子さんの“○○くんがきらいという気持ち”を共感してあげてください。
 
 二つ目のポイントがここにあります。
お母さんとしては、お子さんが○○くんがきらいと言っている“以上”の言葉を言ってはいけません。つい言ってしまう悪い例として「○○くんイヤな子ね。だったらもう○○くんと遊ばないで違うお友達と遊んだら?」と言ったような言葉です。
 
 そうではなくこの場合お子さんの言葉の単純なオウム返しで十分です。
お子さんが○○くんを“今この時点では”キライと思っている、という気持ちの共感“だけ”をするのです。

 要は“自分が作ったブロックをこわされてイヤだった”という幼稚園での出来事に対して何も指示したり判断したりする事なく、気持ちをわかってあげる、ということをひたすらされる事です。

 また「持っていったはっぱがなくなった」には「あらそう。持っていったはっぱがなくなったの。それはとても残念だったね」といって、残念な気持ちを共感しておいて、次のお子さんの言葉を待ちます。第一のポイントです。

 その言葉が「わかんないけどなくなった」だったら「そうなの。わかんないけどなくなっちゃったの。残念だったね。」とまた次のお子さんの言葉を待って、その言葉のオウム返しと気持ちの共感をします。
 “また拾えば良いやん”とか“はっぱくらい気にしなさんな”等の、お母さんの判断や先走りの言葉を言わないことです。これが第二のポイントです。
 そしてまた次の言葉を待ちます。
 
 
 「お友達いらなもんね。ママと一緒じゃなきゃ嫌だ」という言葉には「そうなの。お友達いらないと思っているのね。そうなのかぁ。今はママと一緒じゃなきゃイヤだと思っているのね。そうなの。」とさらりと受け流してください。
 その言葉が出るたびに1、2度言葉をオウム返しして、お母さんの気持ちをその言葉と一緒に流してそれ以上気になさらない事です。

「幼稚園はママと一緒に行く」
「ママは一緒に行けないんだよ」
「いやだ、一緒」という会話は以下のような会話にしましょう。

 お子さん「幼稚園はママと一緒に行く」

 お母さん「あそう、幼稚園はママと一緒に行きたいなあと思っているのね」

 お子さん「そうママと一緒に幼稚園へ行く」

 お母さん「そうなのね。○○君はママが大好きだからママと一緒に行きたいと思っているんだよね。ママも○○君が大好きだよ」

 お子さん「ママと一緒じゃなきゃヤダ」

 お母さん「そうなのか。ママと一緒じゃなきゃヤダと思ってるんだね」

 お子さん「そう、そういうこと。ママと一緒!」

 お母さん「そうなの。ママと一緒って思ってるのね。一人で幼稚園で遊ぶのがイヤなんだね。ママあなたの気持ちがよく分かったよ。」

 というふうに、気持ちをわかってあげる言葉を延々と続けます。お子さんの言葉が次々続く限りオウム返しと気持ちの共感をなさってみてください。
 同じような繰り返しを何回かやっていくうちに、大抵の場合“子どもの隠された本当の気持ち”の言葉が吐露されてきます。

 そこが次のポイントです。“この子は本当はこんな気持ちだったのか!”と驚くような事を言い出す事もありますので、その言葉もオウム返しをして気持ちの共感をしていきます。

 そうなると徐々にだったり一気にだったりお子さんの行動が変化します。お母さんに自分の気持ちが分かってもらえた、と子どもが無意識のところで確信を得るからです。
 
 その事を通じてお子さんの心の中にあるぼやんとした“何か”が解決する事もあるのでしょうが、それは余り問題ではありません。子どもの心の問題をきれいにすっきり親が解決してやる必要はないと思ってください。それは神様の仕事です。
 親は決して神様のように完璧な子育ては出来ません。不十分で十分なのです。“自分の出来る範囲で一生懸命に共感”することです。

 
 また共感する一方で母子分離の期待がそれ以上に大きくなると、その焦りの気持ちは母子分離に対してブレーキの役割をはたしてしまいますので、その点はちょっと注意が必要です。
 “私がこんなに努力しているんだから結果が得られて当たり前”という気持ちがどこかにあるから焦ってしまうのです。半分諦めながら、共感をしていく、という態度が一番望ましいと思います。

 子育てを通して私たちも親として子どもに育てられているのです。

 すでにレールの上を走り始められているのですから、不安な気持ちを持ちながらでも良いですので、しばらく上記の事を淡々と実践なさってみてください。そしてそれでも進展が思わしくないと思われたら遠慮なくまたご相談ください。ここで応援しています。

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