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(続)石を投げる長男

前回の石を投げる長男の続きです。ご相談を再掲載します。

はじめまして。私は7歳(小学1年生)の男の子、4歳の女の子の2児の母親です。
今日は息子の事で、しずか先生に相談したくメールしました。

少し前になりますが、息子から、「土を投げて先生に怒られた」という話を聞きました。その時は「悪いことをやれば怒られて当然。他人に当たったりしたら大変なので、もうやらないで」と話をしました。この時は先生に怒られたと聞いたので、酷く怒ることはしませんでした。

すると先日先生から「息子がお友達の足に石をあてた」と電話がありました。その日の下校時に息子を連れて、そのお友達のお家に謝りに行きました。そのお友達の家にも先生から電話がかかってきており、話をすると「お互いに石の投げ合いをしていて、息子の石が当たった」ということでした。お互いにやっていたこととはいえ、打ちどころが悪かったら大変な事になるので、もう次はしないようにと約束し、相手のお家の人、お友達に謝り、その晩主人からも怒られました。

しかし昨晩息子がお風呂で「ママ、今度学校から電話がかかってきたら、どうするんだっけ?」と突然聞いてきました。話を聞くと「昨日歩道橋から、国道に土を投げた。」と言うんです。

幸い車は通っておらず、当たらなかったということですが、大変な事故を引き起こす可能性があるいたずらです。今回は一人でやったようです。

今回ばかりは、本当に怒りました。どうして何度言っても分かってもらえないのでしょう?今回ばかりではなく、小さい頃から石や土は投げてはいけないと何度となく注意してきました。息子はその度に泣いて「ごめんなさい、もうやらないから」と謝り.........でもまたやる。「おおかみしょうねん」の本を買い、読み聞かせたりもしました。なのにまた.............やる。

全く息子の気持ちが理解できません。その場を抜け出すためだけに泣いて謝っているのでしょうか?抜け出せば、またやっていいと思っているのしょうか?

母親としてどうしていいのか全く分かりません。しずか先生、どうしたらよいのでしょうか?どうぞアドバイスをお願いいたします。



 前回は石や土を投げてしまう、という行動に焦点を当ててアドバイスをさせて頂きました。今回は心理的な側面から考えてみたいと思います。

 人の行動の元になる欲求として、最初に本能的なものがあげられます。先ず食欲、排泄欲、そして性欲が最も動物的な欲求として存在しています。
 
 先ず食べて、それを出して、次には自分のDNAを残したい、という3つの欲求です。
 そしてそれが満たされると次に出てくるのが自分を自分以外の誰かに認めて欲しいという欲求です。

 一般的にはその誰かのトップはお母さんです。先ずお母さんに自分の存在を認めて欲しいと願います。幼少の頃、特に生後1年までにお母さんから絶対的な愛情を得たいと願います。
 私はこの生後1年までのお母さんの絶対的な愛情を“愛情光線”と言っています。お母さんと赤ちゃんの間のスキンシップと視線と言葉のやりとりです。

 お母さんがわが子を見つめる愛情溢れる視線と優しい言葉、抱っこやおんぶ、またあやす事、それに対して笑顔で応えたり、ウック~ンと声を出したりして答える、また抱っこして欲しいから甘えて泣き抱っこしてもらう、などのやりとりです。

 このようなやり取りを、十分してもらった赤ちゃんは“自分はここにいて良いんだ、自分は自分で良いんだ”という無意識の自己肯定感を持つ事が出来ると言われています。
 こんな子は一般的に言われる事は態度もどちらかと言えば落ち着きがあり、大人の言葉にも素直に聞く事が出来る、と言われます。

 一方、程度にもよりますがそれが何らかの理由で得られなかった子は、そのお母さんの愛情光線をずっと求めます。基本的にはずっとです。少年少女になっても青年になっても大人になっても老人になっても求め続けます。

 人は一番身近な両親からその愛情光線が得られないと分ると、次にはその対象を祖父母や先生、そして社会へ、というふうに広げていきます。
 茶髪など突飛な行動や態度など“目立ちたい”という欲求は社会的な愛情光線を求めている行動だと言えます。

 もちろん、その愛情光線を100%満足するまで得られる子はめったにいないと思います。誰もがある程度は欲求を満たされないまま大きくなっています。あくまでも程度が問題とされます。

 テレビに出たり、俳優やアナウンサーなど人から注目される職業を選択している人は広い意味での愛情光線を求めていると言えます。そしてその愛情光線を得る事を生き甲斐にしているとすれば、それは無意識ではありますが自分の深い愛情欲求を満たしつつ収入を得ているのですから生き生きとしていられるわけです。

 そしてその求める形、即ち愛情光線を求める為の行動は年齢と共にかわってきます。年齢の小さい頃即ち大体10歳ぐらいまでの行動としては、お母さんの視線を得ようとして、いたずらをする、ふざける、落ち着きがない、不安感が強い等として出てくる子もいます。

 中にはお友だちを虐めるという形でお母さんの注目を無意識に得ようとする子もいます。

 翻って、お子さんの場合この愛情光線を無意識に求めたいが為の石や土を投げる、という行動になっているのではないか、と考えてみる必要もあります。

 即ち石や土を投げて“叱られて注意されるという注目”という形で、小さい頃に得られなかった親の愛情光線をもらって、心理的な満足感が得られている、という事は考えられないでしょうか。

 人間は自分の存在や行動が無視される事を一番恐れます。
子育ての態度として、放任よりも虐待がマシと言われるのは、虐待をする時には親の目が子どもに向きますが、放任は親の目が子どもの存在に向かず無視されます。

 子どもは放っておかれ、存在を無視される親の後は追いませんが、自分を虐待する親の後は追うのです。

 お子さんは、叱られている時には涙を流しているかも知れませんが、心の深いところでは満足しているというような事は十分考えられます。

 しかし、これは行動を分析している立場からの見方ですから、その本人としては全くこのような事は無自覚ですから例えば「泣いてても本当は喜んでいるんでしょ」などと本人に言うのは全く無意味です、念のため。

 そして具体的に親御さんに求められる行動としては次のようなことです。

 “あなたは家の子でいて良いんだよ、良い子でなくてもあなたは家の掛け替えのない子だよ”という事を心の底から分らせて、心理的にすっかり安心させる必要があります。

 その為に一番必要な事はスキンシップと、それこそ“愛情光線”を注ぐ事です。前にも書きましたがスキンシップや愛情光線即ち笑顔でお子さんを見る時には言葉はあまり必要ありません。

 抱っこしたり、身体を撫でたりすれば良いのです。意識的に抱っこしたり頭を撫でたりすると、自然と何らかの言葉が出てきます。それを大事にして下さい。
 
 大きくて抱っこするのが大変な時は、お母さんは椅子に座りましょう。

 出来れば
「お母さんは○○ちゃんが大好きだよ」
「お母さんは○○ちゃんが元気でいさえすれば良いんだよ」
「○○ちゃん元気に大きくなってね、お母さんは○○ちゃんがとても大事だよ」など出来るだけ肯定的な言葉と共に抱っこをしてあげて下さい。

 注意する事は、抱っこする時に「こんなに大きくなってお兄ちゃんなのに抱っこするのは本当は恥ずかしいのよ」などと、つい言ってしまいそうな時もあるかと思われますが、これはいけません。

 前回のオウム返しの会話と、投げる遊びと、今回のアドバイスをしばらくやって見られる事をお勧め致します。

 そして出来れば私のアドバイスの効果と言いますか結果と言いますか、変化が表れたらまたメールを頂ければ嬉しいです。お待ちしております。


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