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(続)幼稚園の先生に長女がいじめをしていると言われました

幼稚園児(年小)長女についての相談です。未満児から行かせていますので幼稚園は2年目になります。同じクラスの女の子が幼稚園を辞めてしまいました。辞める理由のひとつとして、長女がいじめたり、いやがらせをしたと先生から聞きました。今後、長女にどう接したらよいのか、どう教育していけばいいのか悩んでいます。長女の下に年子の長男がいます。よろしくお願いします。



 前回の「幼稚園の先生に長女がいじめをしていると言われました」の続きです。

 心理的な面で、子どもを育て直す具体的なやり方としては、リラックスした雰囲気で子どもの話を聞いて気持ちを理解し、共感をしてあげる事です。

 子どもの気持ちを理解し共感する、というのは、子どもの話の内容を聞き、即反応するのでなく“ああ、今この子はそう思い、そんな風に感じているのだな”と
その子の立場に立ってみる、という事です。

 ややもすると、親としては真剣に子どもと向かい合って会話をしているつもりが、とどの詰まりは叱っていたり、指図していたり禁止してしまっているという事になりがちですが、そうならない為の会話の方法があります。

 それは「オウム返し」の会話です。

 この会話の方法は基本的には相手が言った言葉を一旦受けとめて、その言葉をそのまま相手に返す、という会話のテクニックとでも言えます。

 例えばこうです。

子ども 
「お母さん嫌い!あっちいけ!」

お母さん
「あ、○○ちゃんはお母さん嫌いと思ってるの?あっちいって欲しいと思ってるの?そうかあ」

子ども 
「お母さん臭い。嫌い」

お母さん
「お母さん臭いか、そうかなあ、お母さん臭いかなあ、お母さんどんな匂いがしてる?臭いから傍に来て欲しくないと思ってるんだ。そうか、あなたは今そう思ってるのね、お母さんちょっと寂しいなあ、お母さんは○○ちゃんが大好きなのになあ」

子ども 
「私はお母さんが嫌い」

お母さん
「そうか○○ちゃんはお母さんが嫌いなんやねえ」

こども 
「お母さん私の真似ばっかり言ってる」

お母さん
「本当ね。お母さん○○ちゃんの真似ばっかりやね」

 というふうです。

 ここで会話をかいつまんで分析してみますと、ポイントとしてはお子さんから出た“お母さん嫌い”と“あっちいけ”と“お母さん臭い”と“お母さんは私の真似ばっかり”の4つです。

 お母さん嫌い、と言われて心が揺れない母親はいないと思いますが、ここではちょっと冷静になり、お母さん嫌いと言っているのですから、ああ、この子は今私を嫌いと思っているんだなあ、とその言葉をとにかく一旦受け止めるのです。

 その一旦受け止める作業が、よく言われる“その子の気持ちを受容・共感する”という事です。

 なんとか受容したこの“お母さん嫌い”と言う言葉を、次にお子さんに「あなたは今、お母さんの事を嫌いと思っているんだね」と言って返すわけです。
 すると、お母さんのこの言葉でお子さんは“自分の気持ちを受け止めてもらえた”とか“お母さんが自分の気持ちを分かってくれた”と感じられるのです。

 お子さんの言葉の内容の重要性については、否定的な言葉、即ち親御さんに取っては受け入れたくない事を言ったとしたら、それはとても大きな事です。
 子どもに取ってはお母さん嫌いと言えば、きっとお母さんに嫌われるかも知れないという不安がありながらも敢えて口にしたのかも知れません。

 そして重要な事は、お子さんの口から出た言葉をさらりと受けとめ、言っている内容に反発しないで、その言葉を“オウム返し”で、お子さんに返していきます。

 そして上の例でいきますと、言葉が4回往復していますが、これぐらいからお子さんのちょっとした本音の気持ちが少しずつ吐露されていきます。
 例えば次のお子さんの予想される言葉としては「本当はお母さん臭くないけどな」というふうです。

 何故ならお母さんの2回目の発言の中で「寂しいなあ」という“お母さんの”正直な気持ちが表現されているからです。人は大抵相手が吐露する“気持ち”に呼応して、自分も言葉に出せないでいる本当の気持ちを、半ば無意識に吐露できるからです。

 そうこうしている内に、“え、この子本当はこんな気持ちでいたんだ”と、親がびっくりするような、親に取っては予想もつかなかったような気持ちを突然言う事もあったりします。
 
 実際に私はこのオウム返しで子どもと会話をするようになり、わが子の気持ちを本当の意味で理解出来るようになった気がしています。

 そして会話を通じてお子さんの思っている事を理解してあげられる事で、子どもが自分の親に、自分の本当に思っている事を言っても許されるんだ、と実感出来るようになっていきます。

 そうすると、少しずつではありますが、起こった事を正直な気持ちと共に気軽に話してくれるようになります。
 
 やがてお子さんは、自分が良い子でなくてもお母さんは自分を受け入れてくれている、という安心感が持てるようになります。
 それと共に親子関係も根本的に違ってきて、幼稚園で他の子をいじめて自分の存在を確認するという行為の必要がなくなってきます。

 従って、いじめをしなくなるのです。

 

 参考の為に、最初のオウム返しの会話に戻り、最もありそうな、子どもと親の気持ちがずれていく良くない会話のパターンはこうです。

子ども 
「お母さん嫌い!あっちいけ!」

お母さん
「子どものくせに親に向かってなんて事言うの!こらー!」(禁止の言葉)

子ども 「お母さん臭い。嫌い」

お母さん
「お母さんは臭くなんかないよ。お風呂に入ってちゃんと洗ってるよ!そんな事もう言わないで!」(指示の言葉)

子ども 「私はお母さんが嫌い」

お母さん
「そうか○○ちゃんはお母さんが嫌いなんてイヤな事言うのね。分かった、そんなイヤな事を言う子はお母さんも嫌いになるからね」(脅迫・取引の言葉)
 
 ちょっと極端な例になったかも知れませんが、でもよくありそうな親の言葉だとは思いませんか?
 少なくとも私にはこんなような会話がほとんどといってもいい時期もありましたので(^_^;)

 もしご家庭でのお子さんとの会話がこのような感じのものだったとしたら、これからは是非オウム返しの会話で、出来るだけお子さんの気持ちの理解と共有を努力される事をお勧めします。

 もう一つ参考の為に付け加えますと、このオウム返しの会話の効果は相手が誰であっても良いのです。夫でも妻でも舅姑でも上司でも部下でも友達でも誰にでも応用できます。

 
 以上少し長くなりましたが、前回から引き続いての心身両方によるお子さんへの育て直しをされることにより、きっと幼稚園でのいじめはなくなると思います。

 子育ては自分育てです、どうぞ“出来る範囲内で”やってみて下さい。


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